【新連載】藤沢ビル巡り①犬塚ビル

毎日寒い日が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。三年の森野です。

 

今回より新連載を始めたいと思います。その名も「藤沢ビル巡り」。藤沢駅周辺にある、1978年以前に建てられたビルのオーナーに取材を行い、そのビルの持つ魅力や歴史をお伝えします。

 

これまで私たちは、都市計画遺産としての藤沢391街区の魅力を発掘、発信することで、藤沢という街の持つ面白さを伝える活動を行ってきました。今後ももちろんその活動は続けていきますが、それに加え、藤沢駅周辺にある「藤沢391街区と同時期に建てられたビル」にも焦点を当ててみることにしました。藤沢という街の物語を紡いできたひとつひとつのビルを知ることで、藤沢という街をより深く理解し、そして街全体のさらなる魅力発信に繋げたいという想いから始まったプロジェクトです。第一回目の今回は、「犬塚ビル」をご紹介します。

 

犬塚ビル

藤沢駅北口、朝日町で一際存在感を放つのがこの「犬塚ビル」です。昭和48年竣工の同ビルは、昭和29より続く犬塚商事によって運営されています。入居するテナントは飲食店が中心です。独特のフォルムと鮮やかな色使いが目を惹くこのビルには、一体どんな物語があるのでしょうか。 

 

「神奈川県初のハンバーガーショップがあったビル」

竣工当時は喫茶店や、麻雀荘、カラオケスナック等が入居していた犬塚ビル。神奈川県初のテイクアウトができるハンバーガーショップ「アメリカンバーガー」があったのもこのビルでした。時代の先を行く”ハンバーガー”を食べようと、数多くの人がここへ足を運んだそうです。現在も、外国人が経営するインドネパールカレーレストランやクラブなど多様なテナントが入居しています。中でも一階に店を構える八百屋「丸安商店」は、竣工当時から続くテナントとなっており、市民に広く親しまれています。

「ビルのモデルは軍艦!?」

第二次世界大戦中には、兵士として軍艦に乗っていたこともあるという、初代ビルオーナー。彼の意向により、ビルの外観は軍艦の艦橋をイメージしたデザインになっているそうです。大きなベランダなど、独特のフォルムの理由はここにあったのですね。そのご子息である現ビルオーナーは、定期的に念入りなメンテナンスを行うことで、このビルを今も綺麗に使い続けています。「雨漏りひとつでビル全体を考えるようにしなければいけない」と語る彼は、メンテナンスの際に毎回壁の色も塗り替えることで、訪れる人を楽しませてくれています。意外なアイデアと細やかな気配りがこの魅力的な外観を生み出していたのですね。

第一回目の藤沢ビル巡り、いかがでしたか。初めて見かけた時から気になっていた犬塚ビルの独特な外観の謎など、私自身大変興味をかきたてられる内容を直接伺い、改めて歴史あるビルの持つ面白さを実感しました。今後もこちらにてビルの紹介を行っていきますので、是非ご覧下さい。

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コメント: 1
  • #1

    MaHOSOI (日曜日, 01 2月 2015 18:58)

    2階の「朝日町パラダイス」は全国区の有名スポット。